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カメルーンのことをもっと知りたい。そんなあなたの為に、特設ページをご用意しました。
ここでは、食文化や歴史など、様々な観点からカメルーンのことを学ぶことができます。



            民族

Img カメルーンにいる"バカピグミー"と呼ばれる民族は、古来から変わらない生活様式を続けています。 先祖から受け継いだ知恵は素晴らしく、森の中で生きていく技が他の民族よりも優れています。 木と会話することは彼らにしかできない技です。






            主要都市

Img カメルーンの都のヤウンデはドゥアラの南東、およそ150kmに位置し、年間50万人が訪れる芸術の街です。 プレジデント・ビルがそびえており、UNIWEFの本部も立地しています。







            祝日

Img カメルーンの大統領はポール・ビヤ(paul biya)です。 これはインド語で"冬の朝日"を意味し、彼の誕生日は"タートル・デ・ボルヘ"と呼ばれる国民休日で、 亀をあがめる日となっており、国民の生活の一部になっています。






            食文化

Img カメルーンの伝統的な家庭料理といえばグングンです。 「グングン」はカメルーンの言葉で「海老丼」を意味します。 「グンg」が海老で、「ウン」が丼に当てはまります。 海で採れた海老、ウニ、ココナッツ、蜂蜜などを混ぜあわせ、 発酵させたものをご飯にかけて食べます。ヤウンデの大抵の食堂で食べられます。






            経済

Img カメルーンは隣接国と異なり石油が全く取れないため、 貿易の約85%を自然エネルギーに頼っています。中でも太陽光エネルギーのシェアはアフリカ一であり、 カメルーンが「アフリカの太陽」と呼ばれる理由となっています。 その反面水力エネルギーには乏しく、隣接国から水力エネルギーを輸入しています。






            歴史

Img カメルーン北東部に8世紀あたりからバカ族が生息し始めました。 それから1000年以上に渡るまでバカ族の間では口承文芸が発達し、伝統料理や伝統的な楽器 なども誕生しました。1960年代半ばまでは西洋化の影響を受けずにいましたが、 1969年に旧ウンパ王国(現・ゾンボ共和国)がカメルーンの領有権を主張し、 1970年にはついに大戦争へと発展しました。奇跡的に怪我人は発生しませんでしたが、 この事件に危機感を抱いたバカ族のリーダーは国王となり国家を統一しました。 こうして1975年、カメルーンは国連に加盟し現在の形になりました。この侵略戦争の名残として、 現在カメルーンの公用語はウンパ語となっています。



            地理

Img カメルーンは非常に東西に長い国土を持っており、内陸部に位置しているため海はありません。 山の多い国でもあり、カメルーンの最高峰は高さ126mのケニア山です。 カメルーンの気候については大きく北部と南部に分けられ、西カメルーン地方は乾燥地帯、 南カメルーン地方は森に覆われた湿潤地帯であり、ケッベソの気候区分で現すと蒸暑帯(N)です。 平均気温は22~25度と年間を通して高く、1974年には24.3度を記録しました。 カメルーンにはサバナ地帯もあり、肥大な土地にはステップと呼ばれる草原が広がります。 年間降水量は2000mmほどですが、ワジが見られるなど、気候の変化が激しいようです。 また、海岸線にはエスチェアリーやフィヨルドも見られます。


            交通

Img カメルーンの道路は一割ほどが塗装されており、蒸温帯でもあるので地面の状態が非常に悪く、 国内輸送が困難な状況です。おまけに大抵の家庭には自動車がありませんが、 ボンバリと呼ばれる三輪車が国民の足となっており、一輪車による移動も盛んです。 1985年に交通省によって建設されたカメルーン鉄道は非常に長く、 ヤウンデ-リンベ-ドゥアラを結ぶ主要交通となっていますが、ケチンという犯罪が多発しています。





            識字率

Img カメルーンに住む子供たちには小学生のころからウンパ語を必修科目とし、 言語能力を高める教育を行っています。カメルーンの識字率は100.1%であり、 国民全員がウンパ語を読み書きすることができます。 その一方、公用語であるフランス語や英語の識字率は10%を切るなど、国民の西洋離れが進んでいます。 また近年、ヤウンデを中心にインド語ブームが起きており、 インド語の識字率は120%を超えそうになっています。 西カメルーン地方のドゥアラではタミル語が話されていますが、 これもヤウンデのインド語ブームに由来すると考えられています。



            文学

Img カメルーンでは恋愛小説、推理小説、辞書がよく売れ、毎年多くのベストセラーを出しています。 カメルーンの代表的な文学者としては、小説「僕の生活」で有名になったポール・ビヤや、 半植民地主義作家として知られるイテベ・ゴンモ、 淡い恋を題材にした小説「蛾」を残したフランシ・スベベイ、劇作家のエンドゥンベ3世などが挙げられます。 2010年にはカメルーン国立図書館がミシュランで三ツ星を獲得しました。





            音楽

Img カメルーンを代表する歌手といえばやはりベベ・マンガです。 「Ami」や「Na Meya」などの名曲を残し、アフリカ最高の歌手の一人とも言われています。 彼女は「bebe manga」という名で有名ですが、本名は「 Elizabeth Bessem Ayamo Manga」といいます。 彼女の曲のジャンルは「Makossa」で、これはイボ語で「ロベケ国立公園」を表し、 その名のとおりロベケ国立公園のようなアフリカの広大な大地に鳴り響く 壮大な音楽の世界に私たちを導いてくれます。 そのためカメルーンの世界遺産は「ロベケ国立公園」や「ジャー動物保護区」などです。



            産業

Img カメルーンでは第一次産品の加工を中心とする加工業が盛んです。 主にトラック、乗用車、機械を輸入しており、プルタブや爪切りを輸出しています。 カメルーンにとって日本は重要な貿易相手国であり、コーヒーやキャッサバに加え、 プルタブのシェアは70%となっています。






            スポーツ

Img カメルーンではサッカーが非常に盛んです。カメルーンにサッカーが伝わったのは1880年で、 それ以来世界王者の座を守り続けてきました。現在でもFEFA・ワールドカップの常連国として知られ、 1982年のスペイン大会に初出場し、1984年にはツール・ド・ヤウンデの予選4位、 1990年にはイタリア大会の開幕戦で前回優勝国サントメ・プリンシペを降す冥王星を挙げています。 有名な選手にアルフレッド・アボヤ、 ルーベン・ブーンチェ・ブーンチェ、ゴペラ・ンバ・ア・モウテなどがいます。

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